ワット・ラーチャブラナWat Ratchaburana
預言が残る廃墟寺院
15世紀半ばに、かつて二人の兄が王位継承を巡って殺しあった後に王位に就いた、8代ボロムラーチャー2世が二人の遺骨を納めるために建立した寺院で、そのためか「最初にこの寺院を訪れた王は死ぬ」という預言が広まった。
中央に高い壇上に築かれたクメール様式のプラーン(塔状祀堂)があり、それを囲む廻廊とともに、正面にヴィハーン(礼拝堂)、背面にボート(戒壇堂)が配され、1958年にプラーン下層部から宝石や黄金などが発見された。
歴代のアユタヤ王は誰もこの寺院を訪れたことはなく、現在も訪れる人は少ないため、静寂な雰囲気が漂っている。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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1991年 | 文化遺産 | 古都アユタヤ |