プリヤ・カーンPreah Khan
父の菩提寺
かつて境内で発見された剣に由来して「聖なる剣」の名を持つ、仏教とヒンドゥー教の習合寺院である。
この地にはかつてヤショーヴァルマン2世の王宮があり、ジャヤヴァルマン7世が王宮を支配していたチャンパ王国のジャヤ・インドラヴァルマン4世をここで戦って討ち、その跡に自らの父の菩提寺として寺院を建立した。
本殿は三重の周壁に囲まれ、周壁の門は本殿に近づく程に間口と高さを狭め、遠近法により寺院を広く見せている。
中庭には大蛇の欄干で縁取られたテラスがあり、アンコール遺跡では珍しい「円柱」を持つ二階建ての経蔵がある。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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1992年 | 文化遺産 | アンコール |