バンテアイ・クデイBanteay Kdei
僧の学校
既存のヒンドゥー教寺院を、12世紀末にジャヤヴァルマン7世が改築した仏教寺院で、「僧坊の砦」の名を持つ。
塔門には、同じくジャヤヴァルマン7世が建立したバイヨン寺院と同様に、観世音菩薩の四面像が刻まれている。
壁面の彫刻、柱のアプサラやデヴァターのレリーフなどの装飾は美しく、また、窓が多い寺院で明るく光や風が多く入り、開放的な雰囲気が漂っているが、建設技法の稚拙さと砂岩の中でも特に風化作用に弱い材質のものを使用しているため、回廊や祠堂の屋根は殆ど崩れ落ち、崩壊が進んでおり、木組みやワイヤー補強などで修復されている。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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1992年 | 文化遺産 | アンコール |