東メボンEast Mebon
水で湛えられた寺院
10世紀半ばにラージェンドラヴァルマン2世が建立したヒンドゥー教寺院で、「東の恩寵あふれる母」の名を持つ。
当時は東西7km×南北2kmの長方形の灌漑用に掘られた人口湖である「東バライ」の中央の人工島に、浮かんでいるように建てられ、寺院へは船で渡っていたが、現在は水が完全に干上がってしまい、陸続きの地となっている。
ヒンドゥー教のシヴァ神と、王の両親に敬意を表して建てられ、ラテライトの基壇の上にレンガの祠堂が築かれており、二重の周壁に囲まれ、四方にゾウと獅子の像が立ち、中央にピラミッド型の基壇と五つの祠堂が並んでいる。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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1992年 | 文化遺産 | アンコール |