アンコール・ワットAngkor Wat
クメール建築の最高峰
12世紀前半に、クメール王朝のスーリヤヴァルマン2世により30年かけて建立された、ヒンドゥー教寺院である。
アンコールの他の遺跡は正面が東向きなのに対し、この寺院は正面が西向きになっており、ヒンドゥー教三大神の中の「ヴィシュヌ神」を祀った寺院ではあるが、王の死後は墳墓にしたいとの考えがあったからとされている。
東西約1500m、南北約1300m、幅200mの濠で囲まれ、三重の回廊と五つの祠堂で構成されており、ヒンドゥー教の世界観の中で中心にそびえる「聖なる山(須弥山)」を地上に具現化した、クメール建築の最高峰である。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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1992年 | 文化遺産 | アンコール |