フィラエ神殿(イシス神殿)Temple of Philae(Temple of Isis)
女神を祀る壮麗な神殿
ナイル川に浮かぶ孤島のフィラエ島に建築されている、数ある古代エジプトの神殿群の中でも特に美しいことで知られる神殿で、中心となるのが「イシス女神」を祀るイシス神殿であり、全体的に美しいレリーフが多く残っている。
イシスとはエジプト神話に登場する女神で、「オシリス神の妻、ホルス神の母」であり、「献身的な妻、普遍的な母」として崇拝され、イシス信仰はギリシャやローマ帝国の全域にも広がり、最も人気のある女神であった。
現存する神殿はプトレマイオス朝時代に建築され、その後ローマ時代に渡って増築が行われてきたものである。
アスワン・ハイ・ダム建設を機に、半水没状態だったフィラエ島からアギルキア島(現在のフィラエ島)に移築された。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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1979年 | 文化遺産 | アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群 |