メムノンの巨像Colossi of Memnon
圧倒的な存在感を誇る巨像
古代エジプト新王国時代の第18王朝ファラオであるアメンホテプ3世が建造した、豪壮な「アメンホテプ3世葬祭殿」の第1塔門に置かれていた、高さ18mを誇る2対の自身の巨大な坐像で、完成時は頭上に王冠を載せていた。
この巨大な坐像の背後にあった葬祭殿は、後の第19王朝ファラオであるメルエンプタハが、自身の葬祭殿の建築資材として使うために破壊し、さらに毎年起こる洪水により崩壊してしまったため、現在はほとんど何も残っていない。
トロイ戦争の英雄であるエチオピア王「メムノーン」に由来する巨像のみが、かつての壮大な様相を伝えている。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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1979年 | 文化遺産 | 古代都市テーベとその墓地遺跡 |