サン・トロフィーム教会Cathedrale Saint-Trophime
目を見張る繊細な彫刻
フランス南部の都市アルルにある、12世紀後半に建造されたロマネスク様式の教会で、15世紀に大規模な改修が行われ、ゴシック様式の内陣が備わり、正面入口や回廊の柱には美しい彫刻があり、「ロマネスク様式の傑作」として知られる。
正面入口を飾るティンパヌムには、「最後の審判」をモチーフにした彫刻があり、イエスを中心に福音書を記載したマタイ、ルカ、マルコ、ヨハネの四人の象徴(獣)が描かれ、周囲には天使や十二使徒などの繊細な装飾が施されている。
回廊も多彩な彫刻で飾られており、イエスの生涯やプロヴァンスにゆかりのある聖トロフィムなどが描かれている。