サン・ベネゼ橋Pont Saint-Benezet
神のお告げにより建造された橋
フランス南東部の都市アヴィニョンにある、ローヌ川に架かる石造りのアーチ橋で、1177年から8年の歳月をかけて建造された際は、長さ920m、幅4mあり、対岸のヴィルヌーヴ・レザヴィニョンまで架かる22連のアーチ橋であった。
1226年にフランス王ルイ8世率いる「アルビジョア十字軍」の攻撃により橋の4分の3が破壊され、その後再建されるも、度重なるローヌ川の氾濫により何度も破壊され、その都度修復されてきたが、17世紀には修復されなくなった。
現在は4つのアーチと橋の上にあるサン・ニコラ礼拝堂のみが残り、民謡「アヴィニョンの橋の上で」は有名である。