ノートルダム・デ・ドン大聖堂Cathedrale Notre-Dame des Doms
法王が眠る美しい大聖堂
12世紀に建造されたロマネスク様式の大聖堂で、隣接して建つ法王庁宮殿の壮麗さに見劣りしないよう、数世紀に渡り何度か改修が繰り返され、1859年には西側の高い鐘楼の上に黄金の「聖母マリア像」が据えられた。
12世紀に造られた「白大理石の司教席」には、両側面に聖マルコと聖ルカを象徴する動物の精巧な彫刻が施されており、同時期に造られた「石造りの祭壇」ではかつて法王によるミサが行われ、15世紀のフレスコ画や八角形のドーム、法王ヨハネス22世を祀ったチャペルなど、華麗な装飾や宗教的芸術の見所で溢れ、荘厳な世界が広がっている。