ペラ遺跡Ruins of Pella
アレキサンダー大王生誕の地
紀元前5世紀後半に建造されたマケドニア王国の首都だった都市遺跡で、バルカン半島における戦略的に重要な場所にあったことから、アルケラオス王がそれまでの首都であった「アイガイ(現ヴェルギナ)」から遷都を行った。
フィリッポス2世やアレクサンドロス3世(アレキサンダー大王)の生誕地でもあり、ギリシャ文化を積極的に吸収し、王国最大の都市へと発展していったが、紀元前168年に共和政ローマに征服され、さらに地震により崩壊した。
見事なモザイクで床が飾られた「貴族の邸宅」や都市生活の中心「アゴラ」の他に、「神域」「墓域」などがある。