古代アゴラAncient Agora
市民の広場
アゴラとはギリシャ語で「市場」を表し、古代ではアテネ市民の政治・宗教・文化の中心だった広場である。
年月の経過を物語るように遺跡の崩壊が進んでおり、かつての姿を残す建物はほとんど残っていなが、ベルガモン王アタロス2世により建築された「アタロスの柱廊」は完全に復元されており、現在は博物館として利用されている。
丘の上には紀元前5世紀に建てられたドーリア式の「へファイストス神殿」があり、パルテノン神殿と比較すると、規模は小さいが、ほぼ当時のままの状態で見ることができる、ギリシャで最も原形をとどめている神殿である。