ゴルティス遺跡Ruins of Gortys
ゴルティン法典
クレタ島にある最大規模の都市遺跡で、クレタ文明時代の後期になってから都市として台頭し、その後はクノッソスと同等の影響力を持つ都市までに繁栄し、さらに帝政ローマ時代には属州クレタ島の首都として最盛期を迎えた。
ほとんどの建造物はこの時代のものであるが、それ以外にも紀元前7世紀に建てられた「アポロン神殿」やクレタ島に最初にキリスト教を布教したパウロの弟子ティトスに捧げられた「アギオスティトス教会」の遺構が残っている。
特筆すべきなのは、紀元前5世紀半ばに制定された「ゴルティン法典」を刻んだ「碑文」が発見されたことである。