サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂Basilica di San Paolo Fuori le Mura
ローマ随一の美麗な聖堂
ローマ帝国の皇帝コンスタンティヌス1世により聖パウロの墓を祀る聖堂として建造され、386年に皇帝テオドシウス1世により大規模に拡張された、ローマの四大バジリカの一つで、「城壁外の聖パウロ大聖堂」の名称である。
現在のサン・ピエトロ大聖堂が建造されるまでは、1000年以上に渡り「キリスト教最大の美しい教会」となった。
1823年に火災でほぼ全焼したが、時の教皇レオ12世が創建時の原型を忠実に再現させ、幸いにして焼失を免れた、聖パウロの墓の上の祭壇、後塵のモザイク画、ブロンズの扉、柱廊で囲まれた中庭が、往時の面影を残している。