サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂Basilica di Santa Maria Maggiore
聖母マリアに捧げられた聖堂
356年の夏に、教皇リべリウスが「雪が降る地に聖堂を建てよ」との聖母マリアのお告げを受けて、夏に雪が降った奇跡の地に建造された、ローマの四大バジリカの一つで、「偉大なる聖母マリアに捧げられた聖堂」の名称である。
1000年以上に渡り修復と増築が繰り返されてきたが、ローマのバシリカ様式の聖堂では唯一原構造を残しており、列柱上部の5世紀の旧約聖書の36場面を描いたモザイク画、祭壇下の聖遺物「かいば桶の木片」は貴重な宝である。
世界中の聖母マリアに捧げられた聖堂の中では最大規模で、世界の聖堂の中でも特に重要な「母なる教会」である。