トラテロルコ遺跡Ruinas de Tlatelolco
悲しい歴史を刻む地
メキシコシティーに残るアステカ文明の都市遺跡で、テノチティトランを建国したアステカ人の内の一部が分裂して築いた都市国家であったが、1473年にアステカ帝国に吸収され、メソアメリカ最大の商業都市として繁栄した。
アステカ帝国の最後の王クワウテモックとスペインの征服者エルナン・コルテスの最後の壮絶な戦いがあった地で、テノチティトランを占領された王はこの地で最後まで勇敢に戦ったが、1521年8月13日に捕まり、終焉を迎えた。
現在は「三文化広場」と呼ばれ、スペイン植民地時代のサンティアゴ教会、近代の高層ビルと共に保存されている。