オランジュ古代劇場Theatre Antique d'Orange
皇帝アウグストゥスが見守る古代劇場
1世紀に皇帝アウグストゥスの治世下で建造された劇場で、保存状態が非常に良く、ほぼ完全な形で残っている。
巨石を積み上げた壮大な装飾壁は、幅103m、高さ36mにも及び、約2000年前の建造当時のままで、極めて完璧に近い優美な姿を見ることができ、その中心には1951年に発見された「皇帝アウグストゥスの彫像」が佇んでいる。
創建当初は、装飾と音響効果を考慮した大理石のプレートで覆われ、主役の登場口には美しい門柱で飾られた門が設置され、収容人数は1万人を誇り、4世紀に放棄されるまで、ローマの栄光と繁栄を宣伝する演劇を上演していた。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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1981年 | 文化遺産 | オランジュのローマ劇場とその周辺及び「凱旋門」 |