メゾン・カレMaison Carree
美麗な古代ローマ神殿
フランス南部の都市ニームにある、紀元前16年頃に建造された古代ローマ神殿で、フランス語で「方形の邸」の意味を持っており、アウグストゥスの養子(ガイウス・カエサルとルキウス・カエサル)に献堂された。
高さ2.8m、幅14.8m、奥行き31.6mの基壇の上に建つ、正面が六柱のコリント式の「擬似周柱式神殿」で、ギリシャ建築の影響とローマ独自の建築が残る貴重な神殿は、現存するローマ神殿の中では保存状態が最も良い。
端正で調和のとれた美しい神殿の内部では、紀元前からニームにまつわる歴史物語が上映されている。