コンスタンティヌス共同浴場Thermes de Constantin
豪華な一大娯楽施設
ローマ帝国の皇帝コンスタンティヌス1世が、4世紀にアルルに滞在していた際に建造した共同浴場で、トルイユ共同浴場とも呼ばれ、現存する古代ローマの共同浴場としては、プロヴァンス地方で最大の規模を誇る。
ローマ市民にとって公衆浴場は、友と語らいながら寛ぐ「憩いの場」であり、「冷浴槽(フリギダリウム)」「温浴槽(テピダリウム)」「熱浴槽(カルダリウム)」の3つの温度の違う浴槽と、サウナやプール、床下暖房などの施設を備え、大理石やモザイクの内装に、フレスコ画や彫刻が彩りを添える大浴場であったが、現在は一部の遺構のみ残っている。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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1981年 | 文化遺産 | アルル、ローマ遺跡とロマネスク様式建造物群 |