ローゼンボー離宮Rosenborg Slot
愛する人との棲家
コペンハーゲン中央部のローゼンボー公園の中に建つ、17世紀初めにクリスチャン4世が夏の離宮として築いた、赤レンガと青銅の屋根が特徴的な、オランダ・ルネッサンス様式の宮殿で、当時のデンマークの建造物の典計である。
クリスチャン4世は、絶世の美女と讃えられたキアステン・ムンクと熱烈な恋に落ち、多くの時間をここで過ごし、その後1710年まで3代にわたり王室の居城として使用され、現在ではデンマークの「国有財産」となっている。
城の中は、王室コレクションを展示する「博物館」として開放されており、大理石張りの豪華な居間や、戴冠式に用いたイスや王冠をはじめとした、歴代のデンマーク王たちが所有した財宝や芸術品、刀剣などが展示されている。