バン・パイン宮殿Bang Pa-In Palace
歴代王の夏の離宮
1637年にアユタヤ王朝24代目のプラサート・トォン王が、チャオプラヤー川に浮かぶバンパイン島に僧院を建て、さらにその南に池と宮殿を建築し、歴代の国王たちが夏を過ごす華やかな離宮として利用されていた。
1767年のビルマ軍によるアユタヤ陥落後、チャクリ王朝のラーマ4世と5世によって、現在のように再興された。
離宮には、パビリオンと呼ばれる5つの館が点在しており、湖の中央で華やかな光を放つタイ風建築の「プラ・ティナン・アイサワン・ティッパート」、内部見学が可能な中国風建築が美しい「プラ・ティナン・ウィハット・チャムルン」、ルネッサンス風の「プラ・ティナン・ワロパット・ピマン」など、個性豊かな建築物となっている。