ティエンムー寺Thien Mu Pagoda
伝説に彩られた寺院
1601年に建造された煉瓦造りの禅寺で、中国の影響を色濃くうけた八角形七層の塔は迫力があり、各層に仏像が安置されている。
とある老婆がこの周辺に住む人々に「いずれ支配者がここに現れ、塔を建てることだろう」と予言したという伝説があり、その老婆は天女ではないかということから「天女の寺」という通称が付けられた。
天高く伸びる七重の塔や釈迦像、祠内の大きな鐘楼など、美しい景観と庭園、そして穏やかに流れるフォーン川の風景が楽しめる心地よい寺院で、一角には1963年にサイゴン政府に仏教弾圧の抗議をして焼身自殺した住職の車が置いてある。