ミンマン帝廟 Minh Mang Tomb
最も尊敬された皇帝
1802年に成立し1945年まで存続した「阮朝」の都が置かれた古都フエの郊外にある、第2代皇帝のミンマン帝の墓所である。
ミンマン帝は、中国の制度や文化を積極的に取り入れて阮朝の礎を築き上げ、1840年から3年間かけて建造された中国風の廟は、圧倒的な敷地規模を誇り、他の廟と比べて最も威厳のある造りで、その調和性と手の込んだ装飾には目を見張るものがある。
白い石が敷き詰められた中庭、赤色と金色で彩られた皇帝と皇后の位牌のある崇恩殿、橋が架けられた三日月の蓮池など、見所も多いが、蓮池を渡りきった最深部にある廟は、一般向けには開門されていない。