コリントス運河Corinth Canal
断崖絶壁の運河
1893年完成のサロニコス湾とコリンティアコス湾を結ぶ「コリントス地峡」を開削して建設された運河である。
全長は6343mあるが運河の幅は24.6mと狭く、左右を断崖絶壁に囲まれ、一番高い場所で79mの高さがある。
紀元前7世紀の古代ギリシャ時代からこのような運河を作る計画があり、その後も古代ローマ時代のユリウス・カエサルや皇帝カリグラ、皇帝ネロなど、歴代の支配者たちも運河建設を試みたが、誰も成功することはなかった。
時は下って1893年になって遂に完成し、ペロポネソス半島を迂回せずに一直線に縦断することが可能となった。