墓の谷Valley of Tombs
墓の分譲マンション
パルミラ遺跡の西に広がる渓谷に、紀元前3世紀頃から建造された塔墓や地下墳墓が、辺り一面に並んでいる。
パルミラの人々は祖先を崇拝し、墓を永遠の家と考えて美しく飾り、一人ずつ葬る単独墓ではなく、数世代の家族を一つの墓に葬る合葬墓とし、時代が進むにつれ、塔墓や地下墳墓を一部屋毎に切り売りする墓の分譲も行われた。
パルミラに残る数多くの墓の中でも、103年に建造されたパルミラの富豪だった「エラベル家の墓」は、美しく装飾された4階建ての最大の塔墓で、160年に建造された「三兄弟の墓」は、美しい壁画や彫刻が残る地下墳墓である。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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1980年 | 文化遺産 | パルミラ遺跡 |