クラック・デ・シュヴァリエCrac des Chevaliers
十字軍時代を代表する城
難攻不落と謳われた「騎士の砦」の名を持つ、イスラムの英雄サラディンが一目見て攻略を諦めた城である。
11世紀の創建で、12世紀に「聖ヨハネ騎士団」の所有となった際、大規模な増改築が行われ、当時の建築技術の粋を集めて建造された城砦は、その美しさと防衛力の高さから、後にヨーロッパで建てられる城砦の基礎となった。
十字軍時代に築かれた城砦の中で、最も築城技術や保存状態が良く、花々が咲き誇る高原に佇む、白く可憐な姿は、アラビアのロレンスが「世界で最も素晴らしい城」と評し、「天空の城ラピュタ」のモデルとの噂もある。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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2006年 | 文化遺産 | クラック・デ・シュヴァリエとカル・エッサラー・エル・ディン |