サクサイワマン遺跡Ruinas de Sacsayhuaman
クスコを守る巨大城塞
クスコ郊外の北の丘の上にある遺跡で、クスコを守る城塞であったと推測され、巨石を積み上げた城壁は3層構造で、ジグザグになった巨大な壁が360m続き、元々は城壁の高さも20mあり、城塞として非常に堅固であった。
スペイン人がクスコを占領後、城塞の上部や塔などを破壊して建造物の材料にしたため、現在は下部構造のみであるが、インカの遺構の中でも特に大きい様々な形の巨石が、パズルのように隙間もなく巧みに組み合わされている。
毎年6月24日にはかつての栄華を偲んで、煌びやかで荘厳な儀式「インティ・ライミ(太陽の祭典)」が行われる。