ラクチ遺跡Ruinas de Raqchi
インカの聖なる神殿
クスコの南約120kmにある遺跡で、インカ帝国の重要な存在である「ビラコチャ神殿」が残る聖なる場所である。
「ビラコチャ」とはインカ帝国で、スペインによる侵略とキリスト教の布教が行われる前まで信仰されていた神で、インカ帝国の宗教で最重要の神の1柱であり、「インカの民(文明)の創造者」として伝説に残っている。
神殿は長さ約92m、高さ約15mの規模を持ち、石造りの一般的なインカ建築と異なり、下部が石組みで上部がアドベ(日干し煉瓦)で出来ているのが最大の特徴で、屋根はイチュと呼ばれる藁で覆われていたとされている。