ポン・デュ・ガール(ローマの水道橋)Pont du Gard (Roman Aqueduct)
ローマ人の英知の賜物
紀元前19年頃にローマ人が建造した水道橋で、ユゼスから50km離れたニームへ水を運ぶ導水路の一部である。
ガルドン川にかかる全長275m、高さ49mを誇る世界一高い古代の橋であり、稀に見る規模の巨大な水道橋は、三層のアーチを重ね合わせた構造(下層は6つのアーチ、中層は11のアーチ、上層は当初47のアーチ)になっている。
皇帝アウグストゥスの腹心アグリッパの命により約1000人を動員し、わずか5年で完成させたといわれており、6世紀頃まで使用され、1㎞あたり平均25㎝の傾斜により、日に約2万立方メートルもの水を重力によって運んでいた。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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1985年 | 文化遺産 | ポン・デュ・ガール(ローマの水道橋) |