アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群Nubian Monuments from Abu Simbel to Philae
過去から未来への継承
エジプト最南部のヌビア地方には、新王国時代からプトレマイオス朝時代までの多数の古代遺跡群がある。
代表的なものにラムセス2世が建造した、太陽神ラーを祀る大神殿と王妃ネフェルタリのために建造した小神殿からなる「アブ・シンベル神殿」、女神イシスを祀る「フィラエ神殿(イシス神殿)」や「カラブシャ神殿」などがある。
これらのヌビア遺跡群は、アスワン・ハイ・ダム建設で水没の危機に瀕したが、国際協力で移築・保護され、現在もその雄姿を留めており、ユネスコの世界遺産創設のきっかけとなった運命を持つ、歴史に残すべき遺跡群である。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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1979年 | 文化遺産 | アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群 |