マドリード王宮Palacio Real de Madrid
華麗なる白亜の宮殿
もともとは9世紀にイスラム教徒が建てた要塞であり、11世紀にカスティーリャ王国が奪回し、代々の王が拡大・修復を行い王の居城として利用していたが、1734年に火災で全焼してしてしまい、後に再建されることになった。
再建にあたり、ブルボン王朝初代国王フェリペ5世がフランス・イタリア風の王宮を建てるよう命じ、1764年に完成したこの壮麗な「白亜の宮殿」は、最後は20世紀前半のアルフォンソ13世まで、代々の王が居住してきた。
優美かつ力強さのある建物の中には2700を超える部屋があり、豪華絢爛な内装や展示物、貴重な絵画のコレクションなど、圧巻的な内容は当時のスペインの国力の高さを示しており、現在は公式行事などで使用されている。