セノーテCenote
マヤの聖なる泉
ユカタン半島の石灰岩地帯に見られる、石灰岩が沈没した場所に雨水が溜まる事により出来た「天然の泉」である。
ユカタン半島にある多くのセノーテは、まず第一に真水の供給源であったが、崇拝の対象となったセノーテもあり、マヤの人々は、セノーテと呼ばれる聖なる泉と洞窟に、雨神「チャク」が宿っていると信じていた。
ユカタン半島は緑が豊富であるが、石灰岩の地質により雨が降っても地下に浸透してしまうため川が無く、雨が降らないとマヤの人々はひどい干ばつに見舞われかねないため、人々はセノーテ(雨神チャク)に供物を捧げていた。