トロイ遺跡Ruins of Troy
実在した神話の都市
ホメロスの叙事詩「イリアス」によると、トロイの王子パリスがスパルタ王の王妃ヘレネを略奪した事で、ギリシア連合軍との10年におよぶトロイ戦争となり、「トロイの木馬」の計略により、一夜にして陥落した伝説の都である。
神話上の都市の実在を信じたシュリーマンにより、古代都市の城壁や財宝が発見されたが、発掘とは程遠い、かなり手荒な掘り方で作業を進めたため、遺跡は考古学的価値において、取り返しのつかない程の損傷を受けた。
遺跡は古い順に第1市から第9市までの9層から成り、トロイ戦争の舞台になったのは第7市の層と推定される。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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1998年 | 文化遺産 | トロイの古代遺跡 |