ミーソン聖域My Son Sanctuary
解読進まぬ古代文字
中部地方で6世紀から13世紀頃まで繁栄した、現在では少数民族となっているチャム族が築いた「チャンパ王国」の遺跡で、交易のあったインド文化を柔軟に取り入れ、ヒンドゥー教の「シヴァ神」を信仰する聖地であった。
四方を山に囲まれた盆地に、4世紀後半に木造の祠堂を創建したことに始まり、それ以降、歴代の王達がいくつもの遺構を建て、現在では7~13世紀末に建てられた70塔を超える煉瓦造りの建造物が、草木に埋もれて残っている。
チャム族の古代文字(碑文)はいまだに解読されておらず、現在も発掘作業が続けられている謎の多い遺跡である。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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1999年 | 文化遺産 | ミーソン聖域 |