ミケーネとティリンスの古代遺跡群Archaeological Sites of Mycenae and Tiryns
ギリシャ最古の文明
ホメロスの叙事詩にある「トロイ戦争」で勝利したミケーネの神話を信じたシュリーマンにより発掘され、当時伝説とされていた紀元前16~12世紀頃に栄えたミケーネ文明の存在が明らかとなり、ギリシャの歴史を塗り替えた。
ミケーネは巨大な切り石を用いた建築で、「獅子の門」や「宮殿跡」「アトレウスの宝庫」などが有名である。
また、黄金細工が沢山発掘され、伝説の王アガメムノンの黄金の仮面と呼ばれる「黄金のマスク」も発見された。
ティリンスもミケーネ文明の遺跡で、この地は英雄ヘラクレスの生地とされており、青銅器時代初期から7000年間も丘砦として利用され、キクロポス(サイクロプ)式の「巨石の城壁」や「宮殿」「地下通路」などが発見された。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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1999年 | 文化遺産 | ミケーネとティリンスの古代遺跡群 |