ウマイヤド・モスクUmayyad Mosque
イスラム教第4の聖地
ウマイヤ朝第6代カリフのワリード1世が、705年にダマスカスに建築した「現存する世界最古のモスク」である。
元々は古代ローマ時代のジュピター神殿があった場所で、4世紀末にローマ皇帝テオドシウス1世が、キリスト教会(聖ヨハネ教会)を建造したが、ダマスカスを首都とするウマイヤ朝ができると、全面的にモスクへと改築された。
このため、通常のモスクとは違いローマ建築・ビザンティン建築の様式が色濃く出ており、内部には洗礼者ヨハネの墓標(首塚)も造られており、イスラム教徒だけでなくキリスト教徒にとっても重要な「巡礼地」として知られる。