キリグア遺跡Ruinas de Quirigua
石碑に残した王朝史
コパン王朝の勢力拡大により衛生都市として3世紀頃から創建が始まった、モタグア川中流域にあるマヤ文明の都市遺跡で、広場に点在する芸術性が高く極めて保存状態の良い「石碑」と、異様な「獣形祭壇」が最大の魅力である。
コパンの技法と芸術性の影響を受けつつ独自の発展を行い、多様な神や王族の顔、マヤ文字で刻まれた石碑には王朝の歴史が記されており、737年には従属していたコパンに勝利して独立したが、わずか100年足らずで終焉した。
かつては大広場を囲むように神殿や宮殿などの建造物が建っていたとされるが、現在はその姿をとどめていない。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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1981年 | 文化遺産 | キリグアの遺跡公園と遺跡群 |