ボロブドゥール寺院Temple of Borobudur
世界でも類を見ない構造遺跡
ジャワ島中央部の巨大なムラピ火山に囲まれたケドゥ盆地に位置する、世界最大の荘厳な大乗仏教遺跡である。
シャイレーンドラ朝時代に建立され、内部空間を持たないのが最大の特徴で、最下層の基壇の上に5層の方形壇と3層の円形壇があり、この9層ピラミッド構造は仏教における「三界(欲界・色界・無色界)」を表している。
仏教の宇宙観を示す立体曼荼羅と言われており、回廊の表面には仏陀の生涯や仏教の説話に基づいたストーリーがびっしりと彫刻され、訪れる者は上層に登るにつれ、仏教の悟りに至るプロセスを体験できるといわれている。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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1991年 | 文化遺産 | ボロブドゥール寺院遺跡群 |