コパン遺跡Ruinas de Copan
王朝史を刻んだ神聖文字
426年から約400年に渡り繁栄し、この間16代の王が統治したマヤ文明の都市遺跡で、マヤ文明域の中では辺境ともいえる南東端に位置しながら、マヤ遺跡の中でも際立った芸術性をみせる「高浮き彫り」彫刻で有名である。
多数の石碑や神殿が建ち並び、1929年に発掘された72段の「神聖文字の階段」に刻まれた2500以上のマヤ文字は、コパン王朝の歴史を明らかにしただけでなく、同時にアメリカ大陸における最大・最長の文字史料でもある。
また神聖文字の階段ピラミッドの下からは、コパン王家に代々受け継がれてきたとみられるヒスイ製品が発見され、西広場の東にそびえる神殿16の下からは、古い時期の「ロサリラ」と呼ばれる壮大な地下神殿も発見されている。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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1980年 | 文化遺産 | コパンのマヤ遺跡 |