ポンペイ、エルコラーノ及びトッレ・アヌンツィアータの遺跡地域Archaeological Areas of Pompei, Herculaneum and Torre Annunziata
灰に埋もれた古代都市
79年8月24日のヴェスヴィオ火山の噴火により、一瞬にして火山灰と溶岩の下に埋もれてしまった都市遺跡である。
18世紀になって発掘が進められ、海に面した裕福な商業都市で、アッピア街道に物資を運ぶ拠点として繁栄を極め、整然とした都市計画に基づいて築かれた広大な「ポンペイ遺跡」や、小規模ながら保存状態も良く高級保養地として栄えた「エルコラーノ遺跡」、さらに、オプロンティスのヴィラに華麗な壁画が残る「トッレ・アヌンツィアータ遺跡」など、2000年も前の初期ローマ帝国時代の人々の、贅沢で充実した市民生活の様子が鮮明に伝わってくる。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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1997年 | 文化遺産 | ポンペイ、エルコラーノ及びトッレ・アヌンツィアータの遺跡地域 |