アンコールAngkor
密林に君臨した王国
クメール王朝時代(9~15世紀)に建設された石造りの巨大で神秘的な遺跡群で、1860年にフランス人学者アンリ・ムオにより発見され、広大なエリアに点在する、世界では例をみない程の大遺跡群となっている。
代表寺院の一つである「アンコール・ワット」は、クメール人の宇宙観を地上に具現化した、ヒンドゥー教のヴィシュヌ神を祀る寺院で、クメール建築の最高傑作であり、もう一つの「アンコール・トム」は、クメール王朝最盛期の都城で、その中央に建つバイヨンは、林立する仏塔すべての四面に観世音菩薩が彫られた仏教寺院である。
その他にも、「タ・プローム」や「バンテアイ・スレイ」「ベンメリア」など、主な遺跡だけで31にも及ぶ。
登録年 | 種別 | 遺産名 |
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1992年 | 文化遺産 | アンコール |